2009年2月8日日曜日

沖縄をITの知的発信拠点へ

 沖縄へ向かう飛行機に乗るところです。快晴の羽田空港は、休日の早朝にもかかわらず混み合っています。

 今回の沖縄行きの目的は、那覇で開催される「ソリューション営業プロフェッショナル養成講座」の講師としての仕事を行うためです。沖縄のIT産業育成を目的として作られた「沖縄IT人材育成協議会」が主宰する「ITプロフェッショナル育成講座(ITOP)」の一環として明日より開催されます。

 20名ほどがご参加の予定と伺っており、みなさんの関心の高さとともに、講師としての責任の重さを痛感しています。また、集客にご尽力頂いた皆様へ心より感謝申し上げます。

 さて、ここ数日のブログで、サービスのアウトソーシング、つまり、ASPやSaaSなどのクラウド・コンピューティングを前提とした、IT利用の形態が拡大するだろうと言うことを書いています。
 このような今後のIT利用形態に於いては、私は、沖縄が、大きなビジネス・ポテンシャルを持っていると考えています。ITインフラの充実、地質学的な安定性など、今までもデータ・センターやコール・センターの集積地として発展してきた沖縄ですが、ますますクラウド型サービス・ビジネスにおいても、その価値は高まめてゆくのではないでしょうか。

 この発展を進めるための課題としては、東京や大阪などの大消費地の開発リソースとしての位置づけではなく、ASP、SaaSなどのサービスを自ら企画し、開発してゆく人材を県外から沢山集め、ITの知的発信センターとしての地位を築くことだと思います。

 地理的な利便性を活かせは、台湾や中国、東南アジアもその顧客です。また、ネットワーク越しのサービスと考えるならば、欧米も視野に入れたサービス拠点としての可能性もあります。

 インフラや労働力の供給拠点としての発想から脱却し、足りない人材は、内外から集めて強化する。そんな発想で積極的な施策を展開してみては如何と思います。

 さて、そろそろ時間です。沖縄の話は、また改めて書いてみようと思います。

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