-------------------------------------------------------
お客様を好きになれば、そのお客様をもっと知りたいと思うはずです。そして、お客様のために、ひと肌脱ごうじゃないかと、腕まくりをして、いろいろと知恵を絞り、努力することを惜しまないでしょう。
好きになるには努力が必要です。たとえ一目惚れの相手であっても、感情の高ぶりはいっ時のものです。相手の困っていることはないか、今どういう状況に置かれているのか、何を必要としているのか・・・ありったけの想像力を働かせて、相手の期待に応えようと努力するはずです。
「相手が好き」という気持ちを長続きさせるためには、相手にいいところを見せることも必要です。いいところを見せ、気に入ってもらい、尊敬されると、こちらも気持ちがいいものです。ますます、相手を好きになります。
相手の知らないことを先回りして紹介する。お客様の聞かれたことには、即座に答える。「ありがとう」、「たいしたもんだね」と言われて、いい気持ちになる。そんなことを言ってくれる相手は、ますます好きになるものです。
「好きこそものの上手なれ」。それは、相手を好きになることも同じ。相手を好きになることで、相手を満足させることに上手になれるのです。
好きになるとは、知ることが前提です。世の中に完全無欠の100点満点はありませんから、相手のプラス、マイナスを両方知って、結果としてプラス>マイナスの相手を見いだすことではないかと思います。
相手があなたのことを好きになれば、あなたも相手のことがますます好きになります。そんな相思相愛の関係を築くには、少なからず努力が必要です。
そのためには、あなた自身がお客様に好かれる存在でなくてはなりません。あなたがイケメンで知能明晰であれば、意外とハードルは低いかもしれませんが、凡人である私などは、それこそ血のにじむ努力が必要です(笑)。
何よりも、相手を知る努力を怠らないことです。お客様の会社のホームページやニュース記事、会話の中での質問・・・何とか理解しようとする好奇心は、相手に伝わるものです。相手もまた応えてくれます。
自分をよく知ってくれている相手は安心です。そんな相手には、いろいろなことを話してくれるでしょう。そうすれば、ますます相手をよく知ることができるようになるはずです。
また、あなたがお客様の役に立つ情報を提供してくれる存在なら、お客様はあなたに会うことを楽しみにするはずです。あなたは、そんなお土産をお客様を訪問する際には、届けていますか?
最悪なのは、お客様が何を言っているのかよくわからない、あるいは、適当にごまかして、ニコニコして相槌を打っているだけ。すぐに見透かされてしまいます。
エンジニアではありませんから、それほど専門的な知識は要りません。お客様がなにについて話しているのか、また、その要点さえつかめれば、十分です。
あなたには、その心構えと知識がありますか?
恋愛も同じです。所詮はギブアンドテイク。お互いに役に立つ存在だからこそ、相手を受け入れ、相手のために努力する。そんな関係を作りたいのなら、まずあなたが相手を好きになる努力をすることです。
努力が報われないこともあります。それは、仕方のないことです。しかし、何の努力もせず、「おれは、やっぱりだめなやつだ」ということだけは、やめにしておきませんか。
0 件のコメント:
コメントを投稿